私はあまり漫画を読みません。
私が唯一、全巻読破できた漫画はスラムダンクと、ハチクロだけです。
スラダンは絶対読んだほうがいいと、周りの大人と友だちに熱弁されたから。
ハチクロはハチクロ読んでる女の子ってかわいいという浅はかな理由からでした。
私の大学生活はきらびやかなものではなかったので、夏休みは暇の塊。
そんなときふと、スラムダンク読みたいスイッチが入ったのです。
一度借りて読んだことはありましたが、この怠惰な生活を変えるきっかけみたいなものを心のどこかで求めていたのかもしれません。
全巻新品で買うか中古を買うか、迷わず中古をポチりました。
理由はケチった。それだけです。
いざ届きページをめくると、そこは戦慄の世界。
まず、ページの日焼けがエグい。
サンオイル塗って天日干ししたみたいな焼け具合。
さらには読んでる最中、鼻血出しましたか?と言わざるおえない、固まった濃い染み。
持っていたら呪われんじゃないかと思ったほどです。
ただ内容は面白い、間髪入れずにおもしろい。
一気に読み進め、そして速攻、手放しました。
捨てるのは気が引けたので、一応買い取りに出しましたが、まともな数冊分だけの買取金額だったので、微々たるものです。
そりゃそうだ。
そんな私がアラサーになり、外出自粛期間中にスラダンスイッチが入りました。
あの時、ケチってなかったら手元にあったであろうスラダンを、今回は全巻新品でそろえると意気込みましたがなんと売り切れ。
Amazonさん、この意気込みをぶつける先を失った私をどうしてくれるんですか。
Amazonさんはこう答えます。
アニメがあるよ。と。
スラダンライフの幕開けでした。
何が言いたいかというと朝の通勤、大都会東京、電車内でスラダンのオープニング曲をぶちかましたのは私です。
ワイヤレスイヤホン繋がってると思って、聞こえないからどんどん音量あげていったら一気に視線を集めてようやく気づきました。
安西先生、消えたいです、この電車諦めて乗り換えたいです、ただ、乗り換えたら遅刻します。
諦めたらそこで試合終了だよ。
安西先生、その通りです。生きます。
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